インドア栽培における観葉植物、多肉植物、ランに関する「光」を再考する

2023年07月10日植物栽培に関する知識ラン,植物育成LEDライト

窓際の観葉植物(Pixabayより)

段々と涼しさが増してきて、そろそろ室外で日を当てている観葉植物の室内への移動を考える必要が出てきました。特に、玄関に置きたいと考えている観葉植物に関しては、「光」を検討しなければなりません。また、最近になって多肉植物、特にハオルチアが徒長しているのが「光」が足りないと考えていることから、室内での「光」をきちっと考える必要があると考えました!

これまでのことを考えると・・・年間を通して室内で栽培しているランや多肉植物に関して、温度、湿度に関しては、かなり神経質になっていて、あっちこっちに温度計や湿度計があるのに、光に関しては、かなりいい加減でした。窓際においておけば十分かな〜ってことで、どれくらいの「光」が当たっているのかを明確にしたことがありませんでした・・・

ちょっとネットを調べてみると・・・

植物必要照度備考
観葉植物(フィカス)10,000ルクス10,000ルクスの光を1日9時間ほど当てれば、緩やかではあるがバランスよく成長
多肉植物(ハオルチア)10,000〜15,000ルクス明るい日陰(10,000〜15,000ルクス)で育成すれば、初心者でも失敗が少ない
コチョウラン5,000〜10,000ルクス10,000ルクスでは、ちょっと光が強すぎるかもしれない

実際に、インドアで設置しようと考えている場所の照度を計測することが重要そうですね!これまで、年間を通して窓際においてあるコチョウランは、毎年、開花していますが・・・どうやら、観葉植物や多肉植物には照度不足のような気がしてきました!

上表は、以下の参考サイトから情報を総括しています。

(観葉植物)まずは「LEDライト」から見ていきましょう。今では照明用のライトにLEDを使っている方も多いと思います。LEDライトで10000lx(ルクス=照度の単位)の光を1日9時間当てて2ヶ月間の観葉植物の状態を確認したところ、成長が緩やかでバランス良く成長しました。

引用元:「【徹底比較】観葉植物を室内ライトで育てられるか? | ひとはなノート」より

ハオルチアはちょっと耐陰性のある植物なので、初心者の方は明るい日陰(10,000〜15,000ルクス)で育成すればほぼ失敗はありません。少し日光があたるぐらいでも構いません。初心者はその方が失敗が少ないので、何年か育成して慣れてくるまでは、少し自分の想定よりも明るめの所での育成をおすすめします。数年育成して慣れてきたら、ギリギリのルクス値まで下げてみても良いと思います。ちなみに、ハオルチアに近い種属のガステリアはある程度耐陰性がありますので、2の日陰でも育ちます。

引用元:「今さら聞けない多肉あれこれシリーズ1「ハオルチア」」より

胡蝶蘭には弱くても5,000ルクスは必要です。10,000ルクスになると少し強いと感じるほどです。

(中略)

少し前まではLEDでは足りないといわれていた光の強さも、今ではすっかり改善されています。LEDは蛍光灯よりも電気代が安くなり白熱灯と比べると5分の1から10分の1になるので省エネです。また、蛍光灯の4倍も長く持つといわれています。また、太陽光と光の波長が似ているため、植物が育ちやすいともいわれています。

胡蝶蘭の育成には、LEDライトでも一番は青色と赤色の色がついたライトが良いといわれています。今では植物育成用の光もLEDで作られていますので、しっかりと育てたい場合は植物育成用が良いです。

引用元:「胡蝶蘭は蛍光灯の光で育てることができるの? | 胡蝶蘭屋」より