HDMIでハイレゾ音源は(理論上)出力できるのか!?

HiFiの極意

HDMI
HDMI

2021年年末、ギリギリでAVアンプ「DENON AVR-X1700H」と「Lenovo IdeaPad Duet Chromebook」をHDMIケーブルで接続、あっさりとテレビが拡張モニターとして機能しだしました・・・更には、音源を Duet で再生することで、きっちりとAVアンプに接続しているスピーカーから音楽の再生が可能になりました!感動!(本ブログ投稿記事「Lenovo「IdeaPad Duet Chromebook」をAVアンプ「DENON AVR-X1700H」に接続してメディアプレーヤーにする!」参照)

そこで、気になりだしたのが「HDMI経由で音源を再生するとハイレゾはどうなるのか」ということ。HDMI経由で映像と音声が再生されることは知っているのですが、音質が不明です・・・これまで無意識だった HDMI をちょっと確認してみました!

HDMIとは

何はともあれ、「HDMI」とは何かを確認します。昔、と言っても我が家にホームシアターってのが来た頃ですから、それほど昔ではありませんが、いづれにせよ、HDMI っては無かった!

HDMIとはHigh-Definition Multimedia Interface(高精細度マルチメディアインターフェース)の略称で、デジタル家電やAV機器間で高品位な映像や音声をやり取りするため、2002年に半導体メーカーや家電メーカーが中心となって策定したインタフェースの規格です。

HDMIの特徴は、音声と映像が1本のケーブルで伝送できることです。HDMIは PCとディスプレイを接続する際の標準規格であるDVIをベースにした規格ですが、DVIは映像のみの規格で、音声は別のケーブルで伝送する必要がありました。

HDMIはフルデジタル伝送のため、信号劣化が少ないこと、しかも送信できるデータ容量が多いため映像・音声を非圧縮でプレーヤーなどからテレビ、プロジェクター、AVアンプへと伝送できます。

また「HDCP」というデジタルコンテンツの不正コピーを防ぐことを目的とした著作権保護技術を持っていることも重要です。HDCPにより、映画やテレビなどのコンテンツの不正コピーを防ぎながら高精細なデジタル映像信号を伝送することが可能になりました。

引用元:「超初心者のための「HDMIって何?」 | Denon 公式ブログ」より

今や「HDMI」が当たり前!何でもかんでもAVアンプに接続しておけばなんとかなりそうです。

HDMIのバージョン

先日購入したAVアンプ「DENON AVR-X1700H」は、「HDMI バージョン 2.1 対応」という謳い文句がありますが、どうやらバージョンによって何かが違うようです。

上記のリンク先に、正にその回答がありますので、参考までに転機しておきます。

HDMIは2002年に初めて「HDMI 1.0」としてリリースされました。そしてその後の技術の進展やデジタル機器の進化にあわせてバージョンアップを続けています。現在流通している機器の主なHDMIバージョンは「HDMI 1.4」「HDMI 2.0」そして最新版の「HDMI 2.1」です。

引用元:「超初心者のための「HDMIって何?」 | Denon 公式ブログ」より

なるほどね〜更に・・・

HDMIバージョン特徴
1.4フルHD対応、フレームレートの低い4K映像にも対応、最大伝送帯域10.2Gbps
2.0本格的に4K映像に対応、最大伝送帯域18Gbps
2.1非圧縮で8K対応、高解像度、最大伝送帯域48Gbps

我が家では、古いHDMIケーブルをそのまま利用しているので、最新の技術の恩恵を受けるためには、最新のケーブルを購入したほうが良さそうです!また、バージョン 2.0 と 2.1 とでは、大きな違いがありそうです。

HDMI 2.0と2.1の主な違いHDMI 2.0HDMI 2.1
帯域幅18 Gbps48 Gbps
解像度/リフレッシュレート4K静的HDR/60Hz
フルHD静的HDR/240Hz
8K/60Hz 4K動的HDR/144Hz
フルHD動的HDR/240Hz以上
VRR×
ARCARCeARC
DSC×
対応する HDMIケーブル認証プレミアムハイスピードウルトラハイスピード

HDMIケーブル:HDMI バージョン 2.1 対応を利用すること

う〜ん・・・かなり仕様が違うようですね〜つまり、最新のHDMIケーブルを購入しないと、せっかくのパフォーマンスが出ないということになりますね!こりゃ、勉強になりました!

HDMIはケーブルもそれぞれのバージョンに対応したものがあります。ただしバージョンが明記されていないものもあるためご注意ください。

これらのケーブルには下位互換性はありますが、上位互換性はありません。上の表の右列の最大伝送帯域をよく確認してHDMIのケーブルを選ぶ必要があります。特に8K/60Hz対応の機器を接続する場合は「ウルトラハイスピード」、あるいは「48Gbps対応」と明記されているHDMIケーブルを使用しましょう。

引用元:「超初心者のための「HDMIって何?」 | Denon 公式ブログ」より

ケーブルは、いつも悩まされるのですが、今回も試行錯誤しそうな気配を感じますが・・・

肝心のハイレゾ音源の出力は?

結論から記述してしまうと・・・HDMI 2.0 よりも上のケーブルであれば、全く問題なし!当然ですが、周辺の機器がハイレゾに対応している必要がありますが・・・

以下、参考になる情報を転記しておきます。

HDMIケーブルはしっかりとハイレゾ音源のデータもそのまま流すことが出来ます。最新の規格であるHDMI2.0では、音声信号はなんと1,536kHzものサンプリングレートに対応可能、となっているようです。

引用元:「HDMIケーブルにハイレゾ音源のデータって流せる? | high-reso」より

理論上、ハイレゾ音源を再生するプレーヤーは「Chromebook」なのですが、プレーヤーとしてはハイレゾ対応のアプリを利用しているし、AVアンプがハイレゾ音源対応ですから、理論上は、ハイレゾ音源対応というシステムを構成していると考えてよさそうですが・・・

やっぱりケーブルが古いな〜